スクリーンショットや動画を直接入力したい場合、または現在の公式API料金を重視する場合はLongCat 2.5から試せます。公開済みの重みを自分でホストする必要があるなら、現時点ではDeepSeek V4 Proが明確な選択肢です。テキストだけのコーディングでは、どちらが総合的に優れるかを証明する証拠はありません。
ベンチマーク以前に重要な違いがあります。LongCatの公式APIは画像と動画を受け付けますが、DeepSeekのV4 Pro APIはビジョン非対応です。どちらも約100万トークンのコンテキストを掲げていますが、容量の一致は能力の一致を意味しません。情報の確認日は2026年11月3日です。(LongCatのビジョン文書、DeepSeek API)
C#のクラス5個をLongCat 2.5 Previewで分析した開発者は、処理が繰り返され、タスクが完了しなかったと報告しました。プレビュー版での1回の試行であり、正式版の評価ではありません。一方、実際の開発環境で試す必要性は示しています。後半ではTabbit Browserで資料と結果を整理する方法も紹介します。(Redditの原文)
要点
LongCat 2.5の公式APIは画像と動画に対応し、V4 Proの公式APIはテキスト入力です。
LongCatの期間限定料金は100万トークンあたりキャッシュなし入力0.30ドル、キャッシュ入力0.006ドル、出力1.20ドルです。V4 Proの公式料金は両時間帯ともこれより高額です。
DeepSeekはV4 Proの重みをMITライセンスで公開しています。LongCat 2.5の重みは確認時点で後日公開予定でした。
Previewへの評価は分かれており、11月2日公開の正式版にはそのまま適用できません。
Tabbitで同じ算術問題を各1回実行したところ、両者とも正解しました。コーディング能力を測る結果ではありません。
LongCat 2.5とDeepSeek V4 Proの比較表
| 項目 | LongCat 2.5 | DeepSeek V4 Pro | 選択への影響 |
|---|---|---|---|
| バージョン | LongCat-2.5、11月2日公開 | deepseek-v4-pro、現在はV4-Pro-0813 | 試験時にバージョンと提供元を記録する。 |
| 入力 | テキスト、画像、動画 | テキスト。公式APIはビジョン非対応 | 画像や動画を直接渡すならLongCat。 |
| 公式コンテキスト | 1,048,576トークン | 1Mトークン | 上限は検索精度を保証しない。 |
| 重み | 後日公開予定 | MITライセンスで公開 | 公開済み重みの自前ホストならPro。 |
| 公式API入力 / 出力 | 100万あたり0.30 / 1.20ドル、期間限定 | 非ピーク0.66 / 1.98ドル、ピーク1.32 / 3.96ドル | 単価であり、完了タスクの費用ではない。 |
| コーディング | 公式結果とPreviewの報告あり | 公式結果あり | この記事には同一環境での比較試験がない。 |
美団の発表はLongCat 2.5の総パラメータを1.6兆、1トークンあたりの活性化数を約480億としています。DeepSeekのモデルカードはV4 Proファミリーを総数1.6兆、活性化490億と記載しています。数が近くても品質が同じとは限りません。残りの数値はLongCatのパラメータ、料金、DeepSeekのAPI表を参照しました。LongCatのリリースページは今回のブラウザ環境では本文を読めませんでした。eeselのリリース報告は、GitHubとHugging Faceが公開予定と表示された画面を掲載しています。導入前に公式リポジトリを再確認してください。
前モデルはLongCat 2.0の解説、リリースと利用方法はDeepSeek V4 Proの解説で扱っています。ここでは2モデルの選択に絞ります。
画像入力で直接渡せるタスクが変わる
LongCat 2.5にはbase64または公開URLで画像を渡せます。動画は公開URLが必要です。公式の上限は画像1枚10 MB、1リクエスト50枚、動画1本100 MBかつ3,600秒未満、1リクエスト10本です。出力はテキストで、編集済み画像ではありません。形式はビジョン文書で確認できます。
例えばスクリーンショットから画面を作る場合、LongCatは画像を直接読み、配置の説明やコードを作れます。公式V4 Pro APIでは、別の画像認識手順か人による説明が必要です。その説明をProに渡す方法もありますが、手順と費用、誤りの可能性が増えます。
V4 ProとDeepSeek V4.1 Flashは別です。公式表はFlashのビジョン対応を示す一方、Proは非対応です。旧FlashのAPI名はV4.1 Flashに振り替えられていますが、deepseek-v4-proはV4-Pro-0813として掲載されています。Flashの振り替えをProに当てはめてはいけません。
コーディングの証拠が示す範囲
美団はLongCat 2.5のコードエージェントやビジョンの結果を公開しています。ただし比較表には自社試験と他社の公開結果が混在し、設定が異なる可能性があります。DeepSeekも自社の結果を公開していますが、異なる提供元の数字を並べるだけでは同条件の優劣を証明できません。
Previewの報告でu/aleamadorqは、C#クラス5個の分析が繰り返しに陥り、約20分後も完了しなかったと述べました。完全なコード、プロンプト、反復試験は公開されていません。モデル、提供元、OpenCodeの影響は切り分けられません。

別のユーザーはTerminal-Bench 2.1の試験を公開しました。89タスクを各モデルで3回実行し、LongCat 2.5 Previewのpass@1は267回中130回、48.7%でした。V4 Proは含まれず、1タスクにローカル環境の障害があったと報告されています。両モデルの直接比較ではありません。

別のOpenCodeの議論では、あるユーザーはPreviewをコンテキスト圧縮と簡単なレビューに使い、別のユーザーは慎重な確認を勧めています。どちらも成功率を示しません。小さな範囲から始め、変更を確認してテストを実行してください。

API料金はタスク完了まで計算する
2026年11月3日に確認した公式API料金です。単位は100万トークンあたりの米ドルです。LongCatは期間限定価格、DeepSeekは時間帯別です。第三者の提供料金、サブスクリプション、Tabbitの料金は別です。
| 100万トークンあたり | LongCat 2.5 限定価格 | V4 Pro 非ピーク | V4 Pro ピーク |
|---|---|---|---|
| キャッシュなし入力 | $0.30 | $0.66 | $1.32 |
| キャッシュ入力 | $0.006 | $0.022 | $0.044 |
| 出力 | $1.20 | $1.98 | $3.96 |
DeepSeekのピーク時間は中国の祝日を除く月〜金のUTC 01:00〜04:00と06:00〜10:00です。その他は非ピークです。予算を組む前にDeepSeekとLongCatを再確認してください。
キャッシュなし入力100万トークン、出力25万トークン、キャッシュとツール料金なしの場合:
LongCat: 1 × $0.30 + 0.25 × $1.20 = $0.60
DeepSeek 非ピーク: 1 × $0.66 + 0.25 × $1.98 = $1.155
DeepSeek ピーク: 1 × $1.32 + 0.25 × $3.96 = $2.31これは両者のトークン数が同じで、1回で成功するという仮定です。出力や再試行が増えると、採用可能な結果あたりの費用も変わります。画像、ツール、税金、提供元の条件も影響します。DeepSeekのSearchとFetchはトークンとは別にリクエスト単位で課金されます。
Redditの議論では、Proのキャッシュ料金上昇が長い会話に与える影響をユーザーが懸念していました。これは過去の価格変更への反応であり、現在の料金の根拠ではありません。

自分の環境で比較する
同じリポジトリのリビジョン、タスク、ツール、権限、停止条件を使い、各モデルを別々のクリーンなコピーで試します。提供元、モデルID、日付、推論設定、トークン数、テスト結果を記録し、最終回答だけでなくdiffも確認してください。
例えば失敗するテストがある小さなバグから始めます。原因の説明、最小限の修正、既存テストの実行を依頼し、無関係なファイルの変更、ツールの繰り返し、独立したテストの成否を確認します。複数の代表的なタスクで繰り返してください。1回の成功は信頼性の指標にはなりません。
視覚タスクでは、LongCatへの画像直接入力と、画像をテキスト化してからV4 Proに渡す手順を比較できます。これはモデル単体ではなくワークフロー全体の比較なので、追加手順の費用も記録します。AIエージェントとは、エージェント型ブラウザ、ブラウザ自動化も参考になります。
Tabbitで比較資料を整理する
Tabbit Browserでは公式文書と試験結果をまとめて確認できます。LongCatの料金・画像入力文書とDeepSeekの料金表を開いてタブをグループ化し、サイドバーに制限を要約させます。予算に使う前に、数字を元ページで確認してください。詳しくはTabbitのガイドをご覧ください。

11月3日、Tabbit Devの別々のChat会話で、架空の料金計算を各モデルに1回ずつ依頼しました。ファイルは添付していません。表示名はLongCat-2.5とDeepSeek-V4-Proで、両者とも内訳と期待値の0.7824ドルを返しました。このアカウントでは両回答とも日本語ではなく中国語でした。回答中の端数処理や最低料金の可能性は、提供元の実際の請求ルールとして確認していません。


各1回の結果から、コード、画像、速度、信頼性は測れません。画面にバックエンドの正確なバージョンや推論設定は表示されませんでした。モデルの利用可否と制限はアカウントによります。クライアントの比較はAIブラウザ比較をご覧ください。
どちらを選ぶ?
| 条件 | 最初の候補 | 決定前に確認すること |
|---|---|---|
| 画像や動画を直接入力 | LongCat 2.5 | 形式、プライバシー、出力の品質。 |
| 公開済み重みを自前ホスト | DeepSeek V4 Pro | ハードウェア、推論環境、ライセンス、費用。 |
| 現在の公式API単価を優先 | LongCat 2.5 | 割引期間、キャッシュ、再試行、総トークン数。 |
| テキスト中心のコードエージェント | 両方を試す | 同じリポジトリ、ツール、推論、予算、テスト。 |
| DeepSeekを既に利用中 | V4 Proなら移行作業を抑えられる可能性 | 提供元、時間帯、画像認識手順の要否。 |
画像入力と現時点の割引料金ならLongCat、公開済みの重みが必須ならV4 Proから検討できます。自律コーディングを本番へ移す前に、同じタスクで採用可能な結果あたりの費用を比べてください。Tabbitで資料と結果を整理しつつ、モデルの利用可否は対象アカウントで確認します。
よくある質問
LongCat 2.5とDeepSeek V4 Proはどう選ぶ?
画像や動画を直接入力したい場合や現在の公式API料金を重視する場合は、LongCat 2.5から試せます。公開済みの重みを自分でホストしたい場合はV4 Proを検討してください。すべての用途で優れるモデルを示す同条件の証拠はありません。
DeepSeek V4 Proは画像を理解できますか?
DeepSeekの公式API料金表では、V4 Proはビジョン非対応とされています。LongCatの公式文書では、2.5は画像と動画を入力できます。
LongCat 2.5の方がDeepSeek V4 Proより安いですか?
2026年11月3日時点では、LongCatの公式期間限定料金はキャッシュなし入力、キャッシュ入力、出力のいずれもV4 Proのピーク時と非ピーク時より低額でした。実際のタスク費用はトークン数、再試行、提供事業者にも左右されます。
両モデルを自分でホストできますか?
DeepSeekはV4 Proの重みをMITライセンスで公開しています。LongCat 2.5の重みは後日公開予定と案内されていたため、導入前に公式リポジトリとライセンスを確認してください。
両モデルのコンテキストは100万トークンですか?
DeepSeekの公式APIはV4 Proに1M、LongCatの文書は2.5に1,048,576トークンを示しています。最大容量が同じでも、全域での情報検索精度が同じとは限りません。
プレビュー版の評価はLongCat 2.5正式版にも当てはまりますか?
直接は当てはまりません。プレビュー版には役立ったという報告と、ループや不要な変更の報告の両方があります。正式版を自分のツール環境で試す必要があります。